2007年から糸島に移り住み、思いを同じくする人たちと「としょかんのたね・二丈」を始め、志摩地区の「みんなの図書館つくろう会」、二丈深江地区の「糸島くらしと図書館」の人たちと共に、糸島のより良い図書館づくりを目指して活動してきた。「糸島の図書館は今、どうなっているのか」、糸島図書館事情を発信し、市民と共に育つ糸島市の図書館を考えていきたい。糸島市の図書館のあり方と深く関わる、隣接する福岡市や県内外の図書館についても共に考えていきます。
2022年9月18日日曜日
驚くばかりの ”ひょうたんランプ展〝 No.95
”どこにでもありそうな景色を描く女 ひとみ”さんの作品展 9月26日まで。
自宅から歩いて5分、龍国寺を訪ねたら、ほんとうにびっくりする展示が行われていた。
ひとみさんの絵を初めてみたのは1年前、龍国寺でだった。描かれている絵に驚いた。そこにある絵で
ひとみさんが最初に描かれた絵は、私の家から坂道を降りて数分の所、小さな古墳の側の路から前方に
広がる田んぼと空、私が出かける時は必ずその路を通り、目にする、目にとびこんでくる光景が描かれ
ていた。まさに”どこにでもある景色”が、私がはじめて目にする世界としてそこにあった。田んぼも
わきたつような雲の様子も、ふだん見るともなく見ていた世界なのに、そこにあるのは目に映るものを
写真に写るように撮ったものではなく、田んぼの水面の光、雲間の光からは生きている世界、宇宙とい
うか、いのちの世界がそこにあるように感じられ、なにか天と地から歌がきこえてくるかのようだった。
(あとから頭をよぎったのは随筆家岡部伊都子さんの”一刻一刻”というコトバだった。)ーーー
さらに驚いたのは、その時、ひろみさんの絵は描き始めて1年ばかりのものだとお聞きしたことだ。1年
にして、このような絵が描かれるとは。ーーーーーー
それから1年後、一枚一枚、一作一作、心を吸い込まれるような作品が展示された本堂の奥の一室に
明かりをけした暗い小さな部屋にそれはあった。ひとみさんが、一つひとつ形のちがうひょうたんに
描かれた作品が、一つひとつひょうたんの中の灯りを灯すごとに、一つひとつ絵と言うより、いのち
というか、宇宙というか、コスモスやリンドウ、月下美人や月や星座が現れて来て、傍らで話してく
ださるひとみさんのお話、言葉をきいていると、思わず宮澤賢治さんに見せてあげたいですね、との
言葉が口をついてでた。何とも天からの声が聴こえるような不思議なひとときだった。
部屋を出て、ひとみさんの言葉が記された柱の前に置かれた、私の手のひらにのせられる小さな小さ
な作品、そこに広がるどこまでも広く深い世界と再び対面した。ーーーーーー
家に帰りつくと、副住職(若和尚と私は読んでいる)の甘蔗健仁さんから、このたびのお寺での展示
の懇切な案内がメールで届いていた。ーーーーーーーー
幻想的な「ひょうたんランプの世界」
~カラヴィンカ龍石/どこにでもありそうな景色を描く女 ひとみ~ーーーーーーーーーーー
展示期間9月17日(土)~26日(月)9時~17時まで
会場・・・龍国寺(糸島市二丈波呂474)ーーーーーー
予約は必要ありません。23日∼25日はお彼岸で混雑が予想されます。乗り合わせをおねがいします。ーー
(健仁さんのご説明)ーーーーー
①【カラヴィンカさんのひょうたんランプ】ーーーーーーー
石器時代から道具として活用し、人類最古の栽培植物とされる「ひょうたん」。タオイズムでは
”人間と自然”の調和の象徴とされています。この多忙な現代にひょうたんのある生活を提案しています。
〔そういえば、ひとみさんのお話をお聞きしているとき、カラヴィンカさん作のひょうたんステレオ?から
静かな音楽が流れ続けていた。〕ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
②【ひとみさんのひょうたん絵画】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひとみさんの絵には展示会を観に行く度に驚かされますが、今回は世にも美しい『ひょうたん絵画』を展示
いただきます。ーーーーーーー「ひょうたん絵画は日々描いていくなかで学んだことや描くことを通して頂
いたご縁など色々奇跡が重なって生まれた作品です。」とひとみさんは話されます。ーーーーーーー
〈注意〉23日(金)秋分の日は檀家の方のお参りが大変多いと予想されますので、一般の方は午前中は
10時まで、午後は16時以降にご来場ください。どうぞよろしくお願いいたします。ーーーーーーー
必見です‼どうぞ、ひょうたんランプの世界へ
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